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2014年10月

2014年10月24日 (金)

26車種の「自動ブレーキ」テスト

国土交通省が8メーカー26車種の自動ブレーキ(衝突被害軽減制御装置)の試験デモを行いました。

今までは、メーカー各社が公表した安全基準の数値でしか性能を比較できませんでしたので、この試みは画期的です。

これから、自動ブレーキシステム搭載の車を購入しようとされている方には参考になるのではないでしょうか?

そもそも自動ブレーキシステムには3つの方式があります。

・ミリ波レーダー
ミリ波帯の電波を利用したレーダー。
雨・雪・霧の中や夜間でも、およそ100メートル以内にある物体の位置を検出できるが、レーダーの前に遮断物が置かれていると十分な機能を発揮しない場合もある。

・レーザーレーダー
レーザー光の強い出力と優れた指向性を利用し距離など遠方の物体の情報を測定する。
ミリ波レーダー装置に比べて安価だが、検知距離が短い。

・カメラ
カメラで撮影した映像を分析して障害物や歩行者を検知する。
夜間や悪天候時に性能が発揮できない場合がある。

例えば、日産「スカイライン」はミリ波レーダー、スズキ「スペーシア」はレーザーレーダー、スバル「フォレスター」はカメラなど、現在市販されている車はメーカーや車種によっても採用方式がまちまちです。

「レクサスLS」のようにミリ波とカメラを双方を装備することにより機能の強化を図っている車種もあります。

試験は、普及が進んでいる自動ブレーキと、走行中に車線をはみ出すと警報を鳴らす技術をテストしています。

自動ブレーキは、前方の障害物に向かって、時速10~60キロ(一部は50キロまで)で走行し、自動でブレーキが作動するかを試験をしています。

障害物が止まった状態、時速20キロで動いている状態の2通りで、それぞれ時速5キロごとに走行を繰り返し、総合的に評価しています。

さて、気になる評価結果ですが、自動ブレーキが利く条件が時速10km~60km/hの範囲内で車種によってばらつきがあるため、より高速まで作動域を持つものが高得点になったようです。

自動ブレーキ試験で満点をとったのは以下の3車種。

トヨタ「レクサスLS」
日産「スカイライン」
スバル「レヴォーグ」

■30点~40点未満

スバル「フォレスター」、「インプレッサ」
日産「エクストレイル」

■12点~30点未満

日産「ノート」
レクサス「レクサスNX」、「レクサスIS」
トヨタ「カムリ」、「ハリアー」
ホンダ「オッデッセイ」
マツダ「アテンザ」、「アクセラ」
三菱「アウトランダー」

■8点~12点未満

スズキ「スペーシア」、「ハスラー」、「ソリオ」、「ワゴンR」
ダイハツ「タント」
ホンダ「フィット」、「N-BOX」、「N-WGN」

■2点~8点未満

ダイハツ「ミライース」、「ムーヴ」
ホンダ「ヴェゼル」
軽自動車

低評価だったのがホンダ。

「ヴェゼル」に至っては10km~25km/hと低速作動域とはいえ、対象車の中で最低評に終わっています。

まだまだ出始めたばかりの技術ですので、ホンダにはこれからの挽回に期待したいと思います。

いずれにせよ、自動ブレーキは事故防止の支援システムにしか過ぎません。

運転手自らが交通ルールを守り、事故の無い社会を目指していくことが大切です。

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2014年10月17日 (金)

愛犬への狂犬病の予防注射が見直されるかも!

総務省は、効果が乏しいと思われる規制の見直しについて検討するよう各省庁に勧告しました(10月14日)。

その中に、狂犬病の予防接種についても含まれています。

2匹のイタグレと生活をともにしている私にとっても興味ある内容です。

狂犬病の予防接種は生後91日以上の犬は毎年1回、4~6月に予防注射を受ける義務が法律で定められており(罰則あり)、この制度は1985年から変わっていません。

しかし、この予防接種、毎年実施する必要があるのか、4~6月に実施する必要があるのか総務省が疑問を投げかけたのです。

実はワクチンによっては効果が1年以上持続するワクチンがあるそうです(後述します)。

また、4~6月の実施時期についても、体調が悪い場合は接種できない場合もあるため、総務省は厚労省に注射の時期や頻度の見直しを求めまています。

狂犬病の予防接種については、私も疑問を持っていました。

というのも、先進諸国の中には予防接種を受けるのは任意であり義務化していない国も多数あります。

中には逆に法律で予防注射を禁止している国もある位です。

イギリス、アイスランド、北欧諸国は任意接種、オーストラリア、ニュージーランドはワクチンの副作用で犬が死ぬのを防止するため狂犬病の予防注射は法律で禁止されているようです。

これらの国は、いずれも狂犬病が発生してない国であり、実は日本も1956年以来、約58年間も発生していません。

でも、未だ日本は毎年1回、4~6月に予防接種を受けることを法律で義務づけているのです。

では、狂犬病が根絶されていないアメリカではどうでしょうか。

実は、日本と同様、予防接種は義務付けされています。

しかし、毎年ではありません。

3年に1回の頻度でよいとなっています。

AAHA(米国動物病院協会)の犬のワクチンのガイドラインによれば、狂犬病菌を死滅させた不活化ワクチは、接種後3年はワクチンとしての効力は持続するとしています。

この結果から、3年に1回の頻度で良いとなっているのです。

さらに、感染力を弱めた生きた病原菌を使う生ワクチンである混合ワクチンは接種後7年は効力が持続するようです。

毎年予防注射するのは、愛犬家に経済的負担を無駄に強いるだけでなく、犬をワクチンの副作用で殺す可能性が高くなります。

その負担や危険をできるだけ少なくするため、このようなルールになっているのでしょう。

今回の総務省の勧告自体に強制力はありません。

しかし、勧告を受けた厚生労働省には、狂犬病予防注射の市場の関係者の圧力に屈せず、時代遅れの法律の見直しに真剣に着手してもらいたいものです。

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2014年10月16日 (木)

レクサスなど リコール105万台!

トヨタ自動車は10月15日、燃料漏れやブレーキ不具合などがあるとして、高級ブランド「レクサス」の12車種や「クラウン」など計19車種105万3231台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出ました。

北米など海外で販売した約61万5000台も同様の措置を取るそうです。

「燃料の減り方が早い」「ブレーキの利きが悪い」といった届け出がありましたが、事故は確認されていません。

対象は2006年2月~12年4月製造のレクサスブランドやクラウン、ワゴン車「ノア」などと、06年10月~14年10月製造の乗用車「オーリス」「カローラルミオン」。 

・レクサス、マークX

1.原動機の燃料配管(デリバリパイプ)において、燃圧センサ締結面の平滑度が不適切なため、燃圧センサを規定トルクで締め付けても締結力が不足しているものがある。
そのため、燃圧センサ締結部がゆるみ、燃料が漏れるおそれがある。

・ノア、ヴォクシー

2.制動装置のブレーキマスターシリンダにおいて、シール溝の形状が不適切なため、ゴム製シールが当該溝に強く押し付けられた際にシールリップ部が傷付くことがある。
そのため、傷を起点に亀裂が進行してブレーキ液が漏れ、警告灯が点灯し、制動力が低下するおそれがある。

クラウン・マジェスタ、クラウン

1及び2

・オーリス、カローラルミオン

燃料蒸発ガス排出抑制装置において、蒸発ガス通路端部(樹脂製)の強度が不足しているため、酸性物質が付着すると亀裂が発生することがある。 そのため、使用過程で亀裂が進展して満タン時に燃料が漏れるおそれがある。

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2014年10月15日 (水)

米国を中心にリコール 日産約23.8万台、ホンダ約4.3万台!

海外で、日本メーカーのリコール情報が2件ありました。

まずは日産自動車。

10月10日、主力セダンである「アルティマ」のセカンダリ・フードラッチに不具合があるとして、米国を中心に約23万8000台のリコール(回収・無償修理)を発表しました。

対象となるのは2013年モデル以降の車両で、ボンネットのロック機構に不具合があり、走行中にボンネットが突然開く可能性があるとの事で、場合によっては衝突のリスクがあるそうです。

リコール対象車の内訳は、米国が21万9000台、カナダが1万台、メキシコが5000台、韓国が2000台、プエルトリコが1000台とのこと。

ただこうした事象による衝突事故や負傷の報告は今のところないようです。

次はホンダ。

10月13日に高級車ブランド「Acura(アキュラ)」のリコール。

内容は、シートベルトの不具合が見つかったとして、米国で4万3000台をリコール(回収・無償修理)するとのこと。

対象モデルは2014年製のアキュラRLXと、2014-2015年製のアキュラMDX。

こちらもこの不具合による事故などの報告は無いようです。

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2014年10月 9日 (木)

健康寿命 男性71歳!、女性74歳!!

10月1日、厚生労働省が健康寿命を発表しました。

健康寿命とは、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示したもので、国民が健康な状態で過ごせる期間の指標です。

2013年の健康寿命は、

男性  71.19歳
女性  74.21歳

だったということです。

2013年の平均寿命が、男性80.21歳、女性86.61歳でしたので、平均寿命との差、つまり、日常生活に制限のある「不健康な期間」は

男性 9.13年
女性 12.68年

となります。

また、前回調査した2010年時点の健康寿命は、

男性  70.42歳
女性  73.62歳

です。

前回と比較すると、男女とも0.5歳以上延びましたが、平均寿命の延伸に伴い、こうした健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。

個人の生活の質を向上させるためにも、平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばす(不健康な状態になる時点を遅らせる)ことは大切な取組みだと思います。

県別・男女別健康寿命ベスト5

・男性
1位  愛知県
2位  静岡県
3位  千葉県
4位  茨城県
5位  山梨県

・女性
1位  静岡県
2位  群馬県
3位  愛知県
4位  沖縄県
5位  栃木県

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2014年10月 6日 (月)

エボラ出血熱に日本の薬が効いた?2例目の投与も・・・

フランスのトゥーレーヌ保健相は4日、エボラ出血熱に感染した女性が治癒しパリ近郊の病院を退院したと発表しました。

この女性は民間団体「国境なき医師団」に所属する女性看護師で西アフリカのリベリア共和国で医療活動中に感染したそうです。

この女性の治療で使用された薬のひとつに、富山化学工業が開発したインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」が含まれていました。

この薬は、ウイルスの細胞内での遺伝子複製を阻害することで増殖を防ぐ薬で、鳥インフルエンザウイルスに対する 抗ウイルス作用が期待されている薬ですが、エボラ出血熱の治療薬としては未承認です。

仏政府がこの薬の投与を要請し、仏国内での使用を許可、結果、今回の患者の退院につながりました。

記事を読む限りでは、この薬だけが投与されたのではなさそうですが、実は2例目も実施されています。

2例目となるのは、ウガンダ人。

これは「ファビピラビル」の単独投与で行われているようです。

いずれにせよ、恐怖のエボラ出血熱に対する治療法確立につながるのであれば明るい情報です。

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