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2012年3月12日 (月)

日本が導入予定のF35の情報、中国に盗まれる?

11日付の英国の保守系日曜紙サンデー・タイムズ(タイムズの日曜版)は、英国の防衛産業大手BAEシステムズが開発に加わる最新鋭ステルス戦闘機F35のデータを盗み出すため、1年半にわたってBAEシステムズのコンピューターに中国のハッカーが侵入していたと報じました。

中国はステルス戦闘機「殲20」を開発中で、不十分なステルス性能やレーダー能力を補うため、F35の最新情報を入手していた疑いがあります。

F35の開発は米国のロッキード・マーチン社ですが、開発コストを抑えるためBAEなども計画に参加していました。

中国のハッカーはF35の設計図や性能、電気系統などのデータを盗むため「スピアフィッシング」と呼ばれる手口を駆使して米国家安全保障局などになりすまし、BAE関係者の名前やパスワードを聞き出したのちにシステムに侵入したようです。

それも1年半にも長きの期間に渡って情報が盗まれ続けました。

そもそも「スピアフィッシング」とはどのような手法なのか調べてみると、フィッシング詐欺と呼ばれるインターネット詐欺の手口の中でも、特定のターゲットに対して手法をカスタマイズして重要なデータや個人情報を奪おうとする詐欺のことのようです。

つまり、狙いを定めて直接働きかける詐欺手法です。

ハッカーは、ユーザー名とメールアドレスを手に入れるとすぐに、スピアフィッシングでユーザーの機密情報を狙うことが可能となります。

ハッカーは侵入した企業や団体から送信されるメールキャンペーンのデザインを真似たり、手に入れたリストに記載されているユーザーに「アカウントの更新」を促すメールを送信したりすることで、ターゲットに罠を仕掛けます。

例えば、上司を装って従業員からパスワードを聞き出すことも可能になるわけです。

話を戻しますと、このような詐欺手法を駆使され、BAEシステムズは自社のシステムに侵入を許し、機密情報を盗まれてしまった可能性があるとの報道なのです。

盗まれた情報には、相手を先に探知して撃墜する最新レーダーシステムのデータが含まれているようです。

この情報流出は致命的ではないですか?

将来、F35を配備しても中国の殲20に対して制空能力の優位性が損なわれる恐れがありますよね。

日本は昨年末、次期戦闘機としてF35導入を決め、新年度・平成24年度予算案に、1機当たり99億円として4機分の購入費を計上しています。

しかし、米国が国防費の大幅な削減のためF35の調達を一部先送りする方針を示したことから、購入価格が高騰する懸念が出ており、田中防衛大臣は、衆議院予算委員会で、米国に価格や納期を厳守するよう改めて求めるため、近く防衛省の幹部を派遣する考えを明らかにしています。

価格を維持するお願いではなく、著しい価値の低下なのですから、価格の大幅減額の交渉をするべき、いや、ユーロファイターなどの別機種への変更も視野に入れるべきではないでしょうか?

そもそも、F35の開発が予定より大幅に遅れているのは、この中国によるサイバー攻撃の影響という憶測もあるくらいですから・・・。

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