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2011年8月 5日 (金)

米の放射性セシウムの検査方針 —農水省—

8月3日に農林水産省は、今後収穫期を迎える米について、収穫の前後2段階で放射性セシウムを調査する方針を発表しました。

収穫後の本調査で暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超えた地域の米はすべて出荷停止として廃棄処分を義務づけ、農家の損害は東京電力に損害賠償請求する方針となっています。

米は主食であるため、他の食品より綿密な二重チェック体制で安全を確保したい考えのようです。

が、ここでもやっぱり、「暫定基準値」が判断基準に使われていますね(暫定基準値以下の米が安全かどうか、中部大学の武田邦彦教授が試算されていますので後程紹介します。)。

話を戻します。

米の調査の大きな特徴は、収穫期を挟んだダブルチェックです。

汚染肉牛の流通を食い止められなかった教訓もあり、事前にリスクの高い地域を把握する「予備調査」を実施し、汚染米の出荷を食い止めようとするものです。

予備調査は福島県など14都県のうち、土壌調査でセシウム濃度が1キロあたり1000ベクレル以上あった市町村や、空間放射線量率が平常時(毎時0・1マイクロシーベルト以下)を超える市町村などを対象に実施する方針です。

収穫約1週間前に玄米の状態で調べ、1キロあたりの濃度が暫定規制値の半分程度の

”200ベクレル”

を超えた市町村を

”重点調査区域”

に指定し、

”収穫後の本調査を15ヘクタールにつき1カ所(おおむね集落ごとに1カ所)”

で行うそうです。

その他の地域は、

”1市町村あたり7カ所程度”

で調べるとのことです。

本調査で暫定規制値を超える所が

”1カ所でもあれば”

政府は知事に出荷停止を指示します。

市町村全域では広すぎる地域もあるため、

”旧市町村単位(1950年当時)を原則”

とするようです。

出荷停止地域で生産された米は自治体が全量を管理し廃棄します。

農林水産省が指定した調査対象地域(14都県)は以下のとおりです。

福島県
茨城県
栃木県
群馬県
千葉県
神奈川県
宮城県
山形県
新潟県
長野県
埼玉県
東京都
山梨県
静岡県

また、農水省担当者は、土壌のセシウムの値が1キロあたり5000ベクレルを超えた福島県の一部地域では4月にコメの作付けを禁止しており、これ以外の地域のコメから暫定規制値を超えるセシウムが検出される可能性は低いとの認識を示しています。

が、一旦、汚染米が市場に出回ると、その混乱や生産者へのダメージは肉牛の比ではなく、計り知れないものになると考えられます。

何としてでも、汚染米の流通は食い止めて欲しいものです。

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