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2011年8月30日 (火)

まだトリックを使う放射線の専門家

中部大学 武田邦彦教授のブログの紹介です。

このブログを読むと、私たちは報道に惑わされないよう自衛しなければならないことがよくわかります。


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もう、そろそろトリックを使うのは止めるのではないかと思っていると、今朝も「お米の汚染」で専門家が二つのトリックを使っていた。放送したのはNHK。

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トリック1:足し算をしない常套手段

お米の放射性物質の量が50ベクレルぐらいだったことをあげて、「毎日お米を食べても**シーベルトにしかならない」と「足し算のできない東大教授」と同じことを言っていました。

世の中でお米しか食べないなら、この計算で良いのですが、水道水も、お米も、汚染された肉も、ベクレルが表示されていない牛乳も、関東産しか買えない野菜も食べる子供たちのことをまったく考えていません。

事故の前、水道局は「国民は水だけを飲んで生きているのではない」と書き、「水は1年1ミリシーベルトを10分の1にした0.1ミリシーベルトを基準として水質を確保する」としています。

食品は全体の0.1から0.2ぐらいでしょうから、合計で1年0.1ミリか0.2ミリになり、お米だけならさらにその10分の1を設定するべきでしょう。

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トリック2:自然放射線との関係

解説者は「お米のセシウムより、自然の中にあるカリウムの放射線の方が大きい」と見当違いのことを言っていました。

自然放射線と人工的な放射線を比較すると、次の基本的な違いがあります。

もちろん専門家としてNHKの解説にでるような人はそれは十分に知っていますから、奇妙です。

NHKは東電債権を大量に持っていますから、東電の応援をするのはある意味で当然ですが、専門家はそんなこととは独立でなければなりません。

でも、私たちは自衛しなければなりませんから、ここで書いておきたいと思います。

1)自然災害があるから、人を殺して良いことにはならない
台風や地震などで人が死ぬことがありますが、だからといって人間が人を殺せば殺人罪になります。自然放射線は日本に住めばある程度の被曝を浴びるのですが、だからといって東電という私企業が日本人を被曝させて良いということにはなりません。

2)日本人は日本の放射線で体ができている
黒人の肌が黒く、白人は白いように人間はその土地の自然に合わせて体を作ってきました。だから、日本人の場合、1年1.5ミリシーベルトでもっとも発がんなどが低い状態にあり(これをホルミシス効果といいます)、それに東電が1ミリを出すと、2.5ミリになります。1.5ミリから「足される分」はそのままガンの発生を増やすというのが今までの放射線防護の考え方です。

3)結論としては、新米はまだ暫く買わない方が良いと思います。もしどうしても買うならキログラムあたり20ベクレル以下の表示のあるものが良いと思います。

専門家の皆さん、自分はご存じなのですから、「国民を騙す」というのを止めた方が良いとおもいます。

安心して暮らすには「たとえ自分の意見と違っても事実を伝える」ということがひつようです。

そうしないとますます多くの人は不安になります。

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