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2011年8月30日 (火)

セシウム汚染土壌マップ発表 34地点がチェルノブイリ移住基準超

福島第一原発の事故により放出された放射性物質による土壌汚染の広がりを詳細に調べた地図が公表されました。

この地図は、文部科学省が6月から7月にかけて、福島県を中心に2200余りの地点で測定し土に含まれる放射性物質の量などを基に作成したものです。

この調査に際しては、延べ129機関、780人が協力しています。

そして、80キロ圏内は2キロ四方、80〜100キロ圏内は10キロ四方に1カ所の割合で、それぞれ5地点で深さ5センチの土を採取し計測しました。

今回の計測では、6月14日時点の、半減期が2年のセシウム134と、半減期30年の137の値を算出しています。

調査結果を見ますと、最も高い値を示したのは、福島第一原発から数百メートルに位置する大熊町の地点で、放射性セシウムの濃度が1平方メートル当たり2946万ベクレルにもなっていました。

この値は、IAEAが緊急事態の対応として一時的な住居の移転などを求める放射性物質の濃度、1平方メートル当たり1000万ベクレルを超え、極めて高いレベルとのことです。

今回の調査では、ほかに原発から北西方向の双葉町や浪江町の一部の地点でもこのレベルを超えていました。

チェルノブイリ原発事故の場合、1平方メートル当たり55万5000ベクレルを超える区域で一時的な住居の移転が求められましたが、今回の調査では、こうした地点は約8%にも上っています。

多くは警戒区域や計画的避難区域などに指定されている地域ですが、福島市や本宮市、郡山市などの一部でも超えていたということです。

一方で、土壌汚染の度合いは、原発からの距離とは必ずしも一致せず、原発から北西方向や、福島市から栃木県の那須塩原市の方向に帯状に高い汚染地域が広がっていました。

政府は、今回作成した地図を、住民の被ばく量の評価や、除染の計画作りなどに役立てたいとしていて、今後も継続的に調査を行うとしています。

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