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2011年7月13日 (水)

今回の汚染牛肉は「安全」なの?

今回の汚染和牛問題の報道を見ていたら、基準値以上の値が出ているのに「健康に影響がない」ような発言をされている方(専門家?)がいました。

個人的に、基準値超えていても安全というのは、一体基準値とは何なのかよくわからなくなってきました。

牛肉だけでも基準値を超えているのだから、その他の物からの被曝も考慮すれば健康に影響が無いなんて言えないのではないかと思っていましたので。

本日2度目の登場ですが、中部大学の武田邦彦教授もブログで同じ指摘をしていました。

私の考え方がおかしいのではないとわかりホッとしました。

-----ここから引用-----

また、基準値以上の牛肉を食べても「健康に影響がない」という専門家が現れました。

2011年7月12日、朝7時のNHKニュースに登場した何とか研究の権威の先生で、彼は、

「1日500グラムの牛肉を200日食べたら1ミリシーベルトになるので、汚染牛肉食べても健康に影響はない」

と言っていました。

放送するNHKもNHKですが、こんなことを言う専門家も専門家です。

・・・・・・・・・

問題点の1

この計算は「足し算が出来ない専門家」の計算です。

人間は、空間、水、主食、副食、おやつ、ホコリ、運動などから被曝するので、それぞれの基準は合計した1年1ミリシーベルトの10分の1ぐらい(0.1ミリシーベルト)にしなければなりません。

また、副食と言っても、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、ほうれん草、小松菜、にんじん、タマネギ、ゴボウ、ジャガイモ、ネギ・・・など少なくとも10種類はありますから、一つ一つの被曝はさらに10分の1が一つの目安です(0.01ミリシーベルト)。

このような考え方はすでに食品安全の領域では普通です。

そうすると、

「1年に500グラムを200日」

というのが、

「1年に50グラムを20日」

となり、これは現実に食べる量より少ないので、危険な牛肉になります。

つまり、被曝計算をするときには、生産者側から(牛肉だけ)ではなく、消費者側から(一日に食べる量全体と外部被曝など)計算しなければなりません。

専門家やNHKが被曝側にたって計算してくれるのはいったい、何時になるのでしょうか?

福島原発事故が起こってから、日本政府は終始、事故を小さく見せることに力を注いできました。

でも、報道の自由をもっている報道機関、学問の自由で守られている研究者が、なぜ政府に追従して、国民を被曝させようとするのでしょうか?

-----ここまで-----

武田教授の

”被曝計算をするときには、生産者側から(牛肉だけ)ではなく、消費者側から(一日に食べる量全体と外部被曝など)計算しなければなりません。”

という言葉、まさにそのとおり、目から鱗です。

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