« 放射線量について(7/7 12時過ぎ時点) | トップページ | 放射線量について(7/8 12時過ぎ時点) »

2011年7月 8日 (金)

安心できるベクレル数は?

中部大学の武田邦彦教授が、

「超簡単な「ベクレル」の見方  安心できるベクレル」

と題して、1日あたりの安心できるベクレル数は何ベクレルなのかをわかりやすく説明してくださっています。

非常に参考になりますので、ここに全文引用させていただきます。


-----ここから-----

東電がミスしなければ、今頃「シーベルト」などという名前を知らなくても、楽しい毎日が送れたのに、本当に面倒になった。

それに加えて、ベクレルというのも出て来て、やっかいだ。

そこで、「超簡単なベクレルの見方」を書いてみたい。

・・・・・・

「ベクレル」というのが放射線を出すもの(粒)が、現実にどのぐらいの放射線を出しているのかということで、たとえば

「このほうれん草には100ベクレルの放射線セシウムが入っている」

というと、それでおおよその計算ができる。

でも、そんなことが分かっても、私たちには「どのぐらい危険なの」というのが分かった方が良い。

・・・・・・

基準は1年1ミリだ。

その中に入れば、当面、それほど心配することはない。

水やほうれん草を口にして、内部で被曝するとき、計算式を思い切って簡単にすると、

被曝する1年のミリシーベルト=ベクレル×体内に入る量×0.0073

となるが、これをさらに便利にしたい。

1年1ミリシーベルトだから、日本の水道局のように、

「日本人は水だけを飲んで生きているのではないので、生活で接する水のようなものを10ヶ取るとして0.1ミリシーベルトとする」

という考えで行く。

つまり、

1年1ミリシーベルトとはいうものの、

外部被曝    0.5ミリシーベルト
水       0.1ミリシーベルト
食事・お菓子  0.1ミリシーベルト
土ホコリ    0.1ミリシーベルト
衣服から    0.1ミリシーベルト
その他     0.1ミリシーベルト

と考える。

水は飲む水だけなら0.6リットルだけれど、食事、歯磨きなどを加えると1リットル程度だ。

3度の食事とお菓子なども合計1キロとする。

あまり厳密にすると、分からなくなるから、このぐらいにする。

つまり、水は食事などはおおよそ1日に1キロぐらい取るとして考える。

そうすると、

(ベクレル)×1×0.0073=0.1

が目安になるので、これからベクレルを計算すると、

14ベクレル

になる。つまり、

「1キロとか1リットルあたり14ベクレル程度のものなら安心」

ということだ。

・・・・・・

私が10から20ベクレルなら安心と書いてきたのはこのような根拠によるものだ。そうすると、全体としてはこの10倍の被曝を受けるので、

1日140ベクレル

ということになる。

人間はおそらく1日1000ベクレル位を処理できると考えられているが、この140ベクレルに、自然放射線200ベクレル換算、それに医療用放射線200ベクレル位を浴びて、おおよそ500から600ベクレルに相当する生活をしていたのだろう。

全体としてはつじつまがあう。

・・・・・・・・・

【結論】

水や食材などは、1キロ、または1リットル当たり10から20ベクレルぐらいなら安心。

ということになる。

-----ここまで-----

|

« 放射線量について(7/7 12時過ぎ時点) | トップページ | 放射線量について(7/8 12時過ぎ時点) »

原発・放射能」カテゴリの記事