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2011年7月22日 (金)

「生涯被曝100ミリ基準」 「子どもの基準値は引下げ」-食品安全委の事務局案-

内閣府の食品安全委員会の作業部会では、3月17日に設定した暫定基準値の科学的根拠を得ようとしている厚生労働省からの諮問を受け、食品からの被曝による健康影響評価を検討していました。

21日、その事務局案が示されました。

その気になる内容ですが、

「発がん影響が明らかになるのは、生涯の累積線量で100ミリシーベルト以上」

「放射線による被爆の影響は大人より子供の方が大きい可能性が高いことを考慮すべき」

としています。

特に、子どもの基準については、原発事故発生以来、内外の専門家からも多くの指摘を受けてきたものであり、

「ようやく動き出したか・・・」

といった感じがします。

これにより今後の見直しに際しては、子供については大人より引き下げた数値を設定する可能性が出てきました。

また、生涯の累積線量を目安に考えるということは、例えば、緊急時に一時的に20ミリシーベルトを浴びたら、残りの生涯で被曝を80ミリシーベルト以下に抑えるのが望ましいとする考え方です。

今回の事務局案は、食品だけでなく外部環境からの被曝(ひばく)を含むものとなっています。

食品安全委員会は当初、食品だけからの被曝レベルを検討していました。

しかし、国際放射線防護委員会(ICRP)勧告の元になった論文を含め、様々な国際的な研究を精査しましたが、食品とその他の被曝を分けて論じた論文は少なく、

「健康影響を内部と外部の被曝に分けては示せない」

と判断し、外部被曝も含めた生涯受ける放射線の総量を示す方向となったとのことです。

ただし、その総量には平時から浴びている自然由来の放射線量(日本で平均、年間約1.5ミリシーベルト)は含まれないことです。

食品安全委員会はこの案を軸に来週にも最終結論を出し、厚生労働省に答申する予定です。

一方、厚生労働省は

「基準づくりは難航しそうだ」

と戸惑いの声があがっているようです・・・。

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