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2011年6月 6日 (月)

3つのホットスポット

中部大学の武田邦彦教授は、ホットスポットには㈰ ビッグ・ホットスポット、㈪ ホットスポット、㈫ ミニ・ホットスポットの㈫パターンあると分析しておられます。

私たちが今後どのように行動したらよいか、非常に参考になりますので引用させていただきます。

----ここから----

放射線を発する元素を「ホットアトム」と言います。

もう少し専門的に言うと、放射線を出した元素は、その直後は特別な状態にありますので、それを「ホット」と呼びます(学問的用語)。

一方では、福島原発からの放射性物質は重さ形も「火山からの噴煙(灰)」のようなものですから、風にながれて、まだらに地表に落ちました。

これを「ホットアトムが多い場所」という意味で「ホットスポット」と呼びます。

4月からこのブログでも呼びかけて来ましたが、それを整理してみました。

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【ビッグ】

今回は福島原発から西北に流れ、福島市まで行ってから南に流れ、二本松、郡山に達しました。

学問的には今後の研究によって明らかになると思いますが、4月初旬に放射線の増え方を見ていたら、その後、白河や宇都宮の横を流れ、柏市から松戸、三郷、葛飾、浅草、文京から新宿まで流れたような感じでした。

4月にこのような地域から「地面の放射線が強い」など読者からのメールをいただきました。

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このような放射性物質の流れは、1000メートルということではなく数100メートルの高さのようで、山は越えられないようです。

また、下降気流や雨、ビルへの衝突や気流の乱れなどで、ときどきまとめて地表に降りたようです。

このような場所を「ホットスポット」として意識すれば、被曝を少なくする手段があることになります。

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【ミニ】

さらに、地表に降りる時に、これもまた気流の関係で「まだら模倣」になり、福島の小学校でも校庭の放射線が強い場所と弱い場所がありました。

5月になると、さらに地表に落ちた放射性物質が雨、風や人間の靴などによって運ばれて「二次的に集まる」ようになり、そこに「ミニ・ホットスポット」が出来ました。

つまり、

1)   ビッグ・ホットスポット

2)   ホットスポット

3)   ミニ・ホットスポット

の3つがあります。

このことを先日、「女性自身」(週刊誌)で説明しました。

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【被曝の下げ方】

本当は政府(自治体ではない)がやらなければならないのですが、国会がああいう状態ですから、市民と自治体が「命を守るため」に緊急出動しなければなりません。

子供は誰かが守らなければならないからです。

大人が犠牲(大した犠牲ではなく、法律的にできないとか、自分の職務ではないという程度のもの)になったほうが良いでしょう。

1)ビッグ・ホットスポットに入っている人たちは、「除染する」、「コンクリートの建物にいる時間を長くする」、「時々、日曜日などは日本海側に休みに行く」などが大切です。

2)ホットスポットの中にいる人で、サラリーマンは朝、出勤してホットスポットからのがれますが、家庭におられる人は、「できるだけ放射線の少ないところに買い物や遊びに行く」、「家の回りだけでも雑草を取り、土の表面を少し削り、掃除をする」などが良いでしょう。

3)ミニ・ホットスポットは地図を作り、特に危険な箇所には黄色い枠などをするのも良いかも知れません。これには自治体や地域のご協力がいるでしょう。表土を除いて校庭の放射線が10分の1になった郡山市の小学校でも、溝の舛のところは、私が測ったら10倍もありました。こんなところは黄色い枠でもしておくと、児童が気をつけるでしょう。


問題もいくつかあります。

ビッグ・ホットスポットのご家庭はある程度、掃除をしたら周囲に全体的に放射性物質があるので、線量が下がらなくなります。

その後は、少しずつミニ・ホットスポットを見つけて除染すること、「法律では放射性物質を取り扱う責任は国にある」ということをことある毎に国に言うことでしょう。

ホットスポットにあたるところは、自治体や商店街が中心になって除染を進めることです。

「どこが汚染されているか判ったら客足が止まる」など大人の都合を優先せず、「被曝する子供達を少しでも少なくするために、大人が犠牲になる」ぐらいの気持ちになってほしいものです。

また、正確な測定値ではないとなどと、理屈をこねていると、その間に子供達が被曝します。

少しいい加減でも実行が大切です.

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いずれにしても、放射性物質は「噴煙の灰」ですから、それが目に見える(本当は見えませんが)ようにお父さん、お母さんが感じることができれば、今後も状態が変わっていきますから、良いと思います。

なにしろ、郡山の小学校のように、「除染したら何分の1」、「溜め舛に近寄らなければ何分の1」になるのですから、積極的に考えて「被曝しない貯金」を増やしてください。

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空気中の放射線は激減しましたので、マスクは要りませんが、「かつて空気中にあった粒は、同じ量が地面に落ちているのですから、

1)子供を地面に近づかせないこと、

2)風の強い日は地面の放射性物質がまき散らされるのでマスクをする、

3)雨の日は地面の粒が流れて水たまりに移動するので子供が水たまりで遊ぶのを注意する、

4)母乳の人は自分が吸い込むと赤ちゃんに行きますから、気を配ってください。放射線は注意をすれば怖がることもありません、

などが必要です。

-----ここまで-----

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