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2011年6月 7日 (火)

8年前に福島第一原発の安全冷却システムが外されていた!?

6月2日の民主党の原口一博衆議院議員の自由報道協会主催の記者会見で衝撃の事実が明らかになりました。

原口議員は福島原発について、8年前の自民党政権の時代に、

”福島第一原発の安全冷却システムが外されていた”

と発表したのです。

私もネット上の動画を見てびっくりしました。

なぜ「最後の砦」を取ったのか

要点をかいつまんでみますと以下のとおりです。

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冷却系システムの設計に携わってきた佐賀大学元学長の上原先生は、

「おかしい。おかしい。」

と言い続けていた。

ECCS(非常用炉心冷却装置)には、幾重にも安全装置があるから、どんなことがあっても原発はメルトダウンしないし安全だというのが今までの当局発表であった。

その中に上原先生のおっしゃっている蒸発系の冷却システムがある。

これがあれば電源喪失しても蒸気が出ている限り循環し冷やすことができるのでメルトダウンすることがなく安全であるはず。

このシステムがついているのに何故このような惨事になっているのか?

4月3日、私が東電に直接行って、設計図を広げながら

「冷却系の蒸気系のシステムがどこにあるか?」

と問いただすが、担当者は

「ない」

と答えた。

「ないわけない。作ったんだから。」

という押し問答。

原口氏の友人の調査の結果、平成15年の第10回原子力安全委員会の定例会の議事録、第28回の非常会の議事録をみると、ECCSの中の冷却系の蒸発システムが取り外されていたことがわかった。

当時は、小泉内閣であり、これを認めたのであろう大臣は平沼大臣。

なぜ、安全装置をとったのか?

当時、浜岡原発でECCS系の検査の時に配管の不具合による事故が起きていた。

その時に「ベントするから大丈夫」という結論になった。

皆さんご存知のように、ベントは放射能を原子炉から出すことですが、

「放射能を出すから、安全冷却システムがいらないんだ」

という理屈だった(?)ようです。

これは全く理解できない。

安全装置を取り外さなかったら、このような大災害は起きなかったのではないか。

他の原発はどうなっているのかを今、調査している。

少なくとも福島第一原発の冷却システムは2〜6号機は全て取り外していることが分かっている。

原子力安全委員会は、なぜ、

「最後の砦」

を取ったのかも調査しているところ。

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どういうことでしょう?

安全装置さえあれば、このような被害がなかったのか?

原子力安全委員会は原子力を安全に利用するため、ひいては国民の安全を守るためにあるのではなかったか?

なのになぜ安全装置をはずしたのか?

いろいろ疑問が出てきます。

原口議員の調査結果を待ちたいと思います。

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