« 放射線量について(5/19 5時過ぎ時点) | トップページ | 福島第一原発は今後もっと悪くなる可能性も —バズビー教授— »

2011年5月19日 (木)

福島第一原発の爆発の一つは”核爆発”の可能性 —バズビー教授—

欧州放射能危機委員会 科学担当幹事 クリストファー・バズビー教授はTV番組のインタビューに応じ、福島第一原発について以下のように述べました。
長文になりますので3回に分けて掲載します。

(アナウンサー)
福島での爆発の一つは、当初伝えられたようなガス(水素)爆発ではなく、実は核反応だったという報告がありますが、もしそれが本当なら、原発を管理しているTEPCOがそんな最悪の展開を隠すようなことはしませんよね?

(バズビー教授)
彼らがそれを隠すことはありえると思います。

原子力産業は二枚舌を使い事実を隠蔽する行為を繰り返してきました。

何処を見ても、常に情報をどうにか変えて、彼らが優位にいられるようにしてきました。

私も、あれは多分、「核爆発」だったと見ていますが、しかしそれは原子炉の爆発ではなく、使用済み燃料が入っていた燃料プールでだったということが、今はかなり確かな見方だと。

つまり、あのプールで何らかの「核爆発」があったと。

あのプルトニウムのMOX燃料の入ったプールでの爆発ですが、あのビデオを見た人なら誰でも、あの巨大な爆発を見て「水素爆発だ」とは思わなかったでしょう。

(アナウンサー)
もしそれが本当で水素爆発ではなく核爆発だったらその結果どうなりますか?

(バズビー教授)
そうですね。

実を言うとさして違いはありません。

問題は燃料棒です。

膨大な数の放射性の燃料棒が空中に吹き飛ばされ、気化したことで、非常に多くに放射能が周辺に拡散しました。

それに炉心溶融(メルトダウン)があったことと今も核分裂が起きているらしいこと、その結果として、容器そのものにひびが入っているかもしれない。

とにかく原子炉の中で「核分裂」が起きているというわけで、それで10の14乗、1のあとにゼロが14個・・・ベクレルの放射能が毎日放出されている訳です。

これは本当に深刻な事態です。

チェルノブイリ原発も核爆発だったという証拠があります。

我々は2週間ほど前にベルリンでその詳細を聞きましたが、爆発の時の同位元素の測定値から、チェルノブイリも水素爆発ではなく核爆発だったということがわかっています。

(つづく)

|

« 放射線量について(5/19 5時過ぎ時点) | トップページ | 福島第一原発は今後もっと悪くなる可能性も —バズビー教授— »

ニュース」カテゴリの記事

原発・放射能」カテゴリの記事