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2011年4月 1日 (金)

今すぐヨウ素剤の配布を—フランスの放射線専門家グループ—

グループ—

「放射性ヨウ素による甲状腺被ばくを防ぐ効果がある安定ヨウ素剤を、直ちにできるだけ広範囲に配る必要がある」

「放射性物質による汚染が続く今、安定ヨウ素剤の配布を直ちに始めるべきだ。健康被害を最小限に抑えることができる。早急にできるだけ広範囲で配れば、まだ遅すぎることはない」

3月31日、フランスの放射線専門家グループCRIIRAD(Commission de Recherche et d'Information Independantes sur la Radioactivite) 関係者が表明しました。

同グループは、日本の原子力安全委員会が示している安定ヨウ素剤を予防的に服用する基準(100ミリシーベルト)は、放射性物質の影響を過小評価していると批判しています。

そして、その服用基準をさらに下げる必要性を強調しています。

同団体によれば、安定ヨウ素剤の配布を怠った場合には、甲状腺がんの患者が今後数年で急増する可能性があるといいます。

フランス政府の安定ヨウ素剤配布基準は50ミリシーベルトのようです。

そして、今回の福島原子力発電所の事故を受けて、フランス外務省は東京周辺在住のフランス人に安定ヨウ素剤の配布を始めています。

また、米国務省も「予防的措置」として日本に滞在する米政府職員・家族らへの配布を決めています。

原子力先進国の2国が配布をはじめていると聞くと不安になります。

日本の関東圏にも「予防的措置」として配布しなくても大丈夫なのでしょうか?

安定ヨウ素剤の服用は、放射性ヨウ素が体に取り込まれる前24時間以内、または直後に飲むのが効果的とされています。

この時期に飲めば甲状腺にたまる放射性ヨウ素の90%以上を抑えられます。

放射性ヨウ素が摂取された後8 時間以内では抑制効果が40%に落ち、24 時間以降であれば効果は約7%になることが報告されているのです。

放射性物質が拡散してしまってから配布を決定されても

「時すでに遅し」

だと思いますが・・・。

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