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2011年4月29日 (金)

千葉の牧草から放射性物質

4月28日、乳牛や肉牛などの飼料となる牧草を検査したところ、千葉県内の2カ所の牧草から、それぞれ基準値を超える放射性ヨウ素と放射性セシウムが検出されました。

農林水産省によれば、牧草から基準値を超える放射性物質が検出されたのは今回初めて。

牧草の基準値はヨウ素が1キログラム当たり70ベクレル、セシウムが300ベクレル。

千葉県の発表は以下のとおり。

市原市:ヨウ素230ベクレル、セシウム1110ベクレル
八街市:ヨウ素90ベクレル、セシウム350ベクレル
南房総:暫定許容値以下

千葉県は3月19日以降、県内の酪農業者に牛に牧草を与えないほか放牧しないよう要請しており、また、原乳の2回の検査では、いずれも基準値を下回っている。

農林水産省では二週間に一回検査するよう求めており、基準とする値を上回る放射性物質が検出されれば牧草の使用を見合わせ、保管するよう求めている。

その後の調査で3回続けて下回れば、こうした制限を解除するという。

牧草の放射性物質の基準値は農林水産省が新たに設定したものです。

そして、東北と関東甲信地方などの16都県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡)に調査を要請していました。

調査対象先の選定は、福島第1原発事故により、大気中の放射線量が通常より高い地域。

調査対象を食品から牧草にも広げ、食品衛生法の暫定基準値を超える放射性物質が含まれた牛乳や牛肉が市場に出回らないようにするのが目的とのことです。

基準値を超えた牧草は牛に与えてはならず、使用禁止とした上で保管するよう求めています。

使用を禁止された農家には損害を賠償する方向のようです。

その基準値は、先ほど記述しましたが、乳牛が食べる牧草は、

・放射性セシウムが1キログラム当たり300ベクレル
・放射性ヨウ素が1キログラム当たり70ベクレル

肉牛はセシウムのみで、

・放射性ヨウ素が1キログラム当たり300ベクレル

と設定しています。

基準値は、飼料に含まれる放射性物質がどの程度、牛乳や牛肉に移るかを公表している国際原子力機関(IAEA)の数値を参考に設定したとしています。

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