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2011年4月13日 (水)

米医師会の医療災害サポートチーム団長 チャム・ダラス教授へのインタビュー

チェルノブイリ原発事故で米共同調査チームの代表を務め、今回緊急来日していたジョージア大学のチャム・ダラス教授が12日夜、福島第1原発事故について某紙のインタビューに応じました。

チャム・ダラス教授は、毒物学、生物学を専門とする科学者であり、大量破壊防衛研究所所長でもあります。

先週、米医師会の医療災害サポートチーム団長として来日し、13日に帰国しました。

そのダラス教授へのインタビューの中で私が気になったところを紹介させていただきます。


(「レベル5」から、一気に「レベル7」に引き上げたことについて)
 「驚いた。放射性物質のデータなどが急上昇したのか、地震の影響を考慮したのか、もともとレベル7だったのか…。普通では考えられない」

(12日朝、4号機の放水口近くにある海水のサンプリング建屋からの出火)
 「バッテリーから漏電して燃えたもので、あまり影響はないだろう。むしろ私としては、1号機から3号機がレベル7で、4号機がレベル4という判断が理解できない。1−4号機が一緒でなければおかしい」

(来日直後、日本政府の情報提供に不満を漏らしていた)
 「日本政府や東京電力は相変わらず核心情報を出さない。私は今回、米軍やIAEAの独自情報を入手した。一般科学者は見られないもので、詳細は明かせないが、原子炉内や原子炉周辺のデータはかなり悪い。一言でいうと悲惨だ」

(ダラス教授は今回、都内各地で放射線量などを測定した)
 「東京は基本的に安全だ。放射性物質は検出したが許容範囲といえる。ただ、放射性物質は下の方にたまるため、道路で寝るような人は注意した方がいい」

(放射性物質を含む汚染水の太平洋への放出)
 「これは、かなり深刻だ。大気中への放射能汚染よりも、海洋汚染のほうを懸念している。地上できちんと保管する方法があるのに、どうして東電はやらなかったのか。科学的にも絶対にやらないほうがいい。私は同意できない」

(今後、日本人はどうすれば?)
 「第1原発は、ここ2、3週間が安定化できるかどうかのヤマだろう。ニュースには注意したほうがいいが、東京周辺の人たちは、美しい桜を見に(外に)出かけてもかまわないだろう」

チャム・ダラス教授はゴールデンウイーク明けに再来日する予定だそうです。

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