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2011年4月20日 (水)

学校の安全基準 3.8マイクロシーベルト/時

4月19日、文部科学省は学校活動上の放射線量の安全基準を発表しました。

この基準は夏休みが終了するまでの暫定基準との位置付けで、校庭の放射線量が1時間あたり3.8マイクロシーベルト以上の場合は屋外活動を1日1時間程度にするよう制限しています。

屋外活動の制限基準は、福島第1原発から20キロ圏内の避難指示区域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域を除く地域が対象です。

放射線量の測定は、身長差を考慮して中学校が地面から高さ1メートル、その他は50センチで判定しています。

制限対象になった場合は、約1週間ごとに線量測定を実施し、2週続けて数値の低下が確認されれば制限が解除されます。

この基準は、児童生徒の年間被曝(ひばく)線量の上限を20ミリシーベルトと設定したうえで、

①現在の放射線量が今後も継続
②1日の屋外活動は8時間
③残りは木造家屋内で過ごす

の前提の下で算出したようです。

素人ながら、この算出方法にいくつか疑問があります。

それは、

(1)この基準は外部被曝のみで判定しており、内部被曝が考慮されていないと考えられること。
(2)屋内にいる間の被曝量を計算上軽減しているとおもわれること。
(3)今までの累積被曝量が考慮されていないと考えられること。

です。

(1)は、報道でみる限り、校庭での測定結果で判定としているので内部被曝が考慮されてないと思われます。

内部被曝を考慮していないということは、考慮すれば年間の積算放射線量20ミリシーベルトは大幅に上回ることになります。

参考までに、国際放射線防護委員会(ICRP)は、緊急時の被ばくについては年間20〜100ミリシーベルトを超えないようにするとの勧告を出しています。

(2)については、避難指示区域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域以外の地域の調査であるので、各ご家庭では料理の際に換気扇を使用したり、空気の入れ替えなど換気を行ったりしていると思います。(既に注意されているご家庭もあると思いますが・・・。)

ましてや、人が出入りするだけでも多少なりとも空気の入れ替えがおこってしまいます。(家族に花粉症の者がいます。いくら気をつけてもどこからか必ず花粉は入ってきています)

そのような状況下では、屋外と屋内で被曝量にそんなに差がでないのではないか、細胞分裂が活発な子どもに適用関する基準値なので、安全を見て算定したほうがいいのではないかと個人的には思っています。

(3)は4月19日を基準日に、1年間20mSvが計算されているように思います。

原発事故で放射線が放出されてからかなり時間が過ぎており、その間も間違いなく被曝しているはずですので、子どもに適用される基準として、よりシビアに累積被曝量を加味した基準値を算出したほうがいいと思います。


ちなみに、報道によれば福島県内の小中学校、幼稚園で3.8マイクロシーベルト/時以上となったのは昨日時点で13校とのことです。

制限対象になった学校等には

イ.屋外活動後の手洗いやうがいをする
ロ.土や砂を口に入れないよう、保育所や幼稚園では砂場の利用を控えるなど注意する
ハ.登校時や帰宅時の靴の泥を落とす

などの点にも配慮するよう求めているとのことです。

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