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2011年3月16日 (水)

税金にまつわる話-クジラ税-

昨日ご紹介した「所得税のはじまり」を調べていたら、江戸時代の面白い税金をみつけました。

それは

「クジラ税」

です。

江戸時代は、クジラを一頭獲るだけで4,000両という莫大なお金が手に入りました。

そのため九州の西海岸は、瀬戸内あたりからの出稼ぎのクジラ獲りで大変にぎわっていたそうです。

ここに目をつけた平戸藩では文政年間、クジラ税を課していました。

税額は、クジラ1頭の捕獲で100両でしたから、税率に直すと100両/4000両で2.5%ということになるでしょうか。

また、「地方大概集」という文献には、次のような記述があります。

「突鯨20分の1、寄鯨3分の1、流鯨10分の1、切鯨20分の1」

これは、捕鯨の困難度合いによって税金の負担割合が異なることを意味しているようです。

つまり、モリで突いて仕留める突鯨は、危険度が非常に高いので負担率は5%と低く、漂着した鯨を仕留めるだけの寄鯨は楽な分だけ33.3%と税率を高くしてあります。

同じ捕鯨による所得でも、危険の大小の基準によって税の負担を変えている、つまり

度胸でかわる

税制なのです。

面白いですね。

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