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2011年2月18日 (金)

固定金利の選択者激減!?(その2)

将来の金利動向を読むことは非常に難しいことです。

現在の政策金利の誘導目標である無担保コール翌日物金利は年0~0.1%です。

無担保コール翌日物金利とは、日本の金融機関が、1年以下のいわゆる短期資金のやり取り(貸借)を行うコール市場において、約定した翌日に返済を行う際の金利のことです。

この金利水準は1994年の金融自由化以降最低水準であり、今後さらに下がる可能性はありますが、下がっても0.1%の余地しかありませんので、いつまでこの低水準が持続していくのかがポイントになります。

逆に、今後、急激に金利が上がる可能性はかなりあると思います。

実際、1990年代初めには、変動金利が8%前後にまで上昇、住宅金融公庫の金利も1990年には5.5%ありましたから、過去の実績からみれば可能性は十分あります。

さらに、今年1月27日に米国の格付け会社スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)が日本国債の格下げを決定しましたし、ムーディーズも税・社会保障改革失敗なら格下げもありうべしとの報道もあるところです。

ここような格下げの決定は長期金利の上昇(国債価格の下落)を引き起こす不安要素の一つです。

私は、今の日本の状況は、政局の流動化で日本の財政への信認が揺らぐリスク、デフレの継続、設備投資の動向など長期金利上昇に関する不安要素が多々あると思っています。

ですから、私は将来の金利上昇リスクを避ける「保険」として「固定金利型」を選択しました。

変動金利の上昇リスクに対しては、

「変動金利が上昇する前に、固定金利型のローンに切り替えるので大丈夫」

との考え方もあるでしょう。

しかし、専門家によれば、変動金利は政策金利に連動し、固定金利は政策金利の先行きを織り込んだ長期金利に連動し、長期金利は政策金利に先行して上昇するため、借り換えは現実的には難しいと警鐘を鳴らしています。

つまり、変動金利が上昇し始めた時には、長期金利は既に上昇していて借り換えできる状態ではなくなっているということです。

また、金利は上がりますが、上がる一方ではない、また下がるので大丈夫という考え方もあるでしょう。

しかし、普段から金利上昇リスクを織り込んで、その分別途貯蓄をしている方はそういないと思います。

とすれば、金利上昇期間にはローンが支払えないという事になり、金利が下がってくる頃にはせっかく手に入れたマイホームを手放していたということになりかねません。

変動金利型を選択されている方は、今後の金利上昇リスクを十分認識して、人任せにせず、積極的に金利情報を入手して、金利が低い時期に固定型に変更するなど、手遅れにならないようにしていただきたいと思います。

(あくまでも私見ですので、最終的にはご自身でご判断ください。)

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