ヒ素を食べる細菌
私がヒ素と聞いて思い浮かべるのは1998年に起きた和歌山毒物カレー事件です。
この人間をも簡単に殺してしまうほどの猛毒のヒ素を食べてしまう細菌が見つかったそうです。
見つけたのは、米航空宇宙局(NASA)などの研究グループ。
この発見は、これまでの「生物学の常識」を覆す発見なんだそうです。
どういうことかというと、生物が生き続けるためには、炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄の「6元素」が不可欠だそうで、この細菌はリンの代わりにヒ素をDNAの中に取り込んでいたそうなんです。
これは、地球上では通常考えられないことだそうです。
こう聞いても、何がすごいのか私にはピンときませんでした。
「猛毒を食べてしまうのですごいのかな?」
というくらいしか思い浮かびません。
確かに、
「ヒ素を食べてしまう」=「ヒ素汚染の浄化に応用できる可能性」
ということではすごい発見らしいです。
しかし、もっとすごい可能性があるというのです。
それは、この発見は、生命が環境に応じて柔軟に対応できることを示し、地球外生命体探しでの「生命に必要な水を探す」といった「常識」も覆される可能性があるというのです。
つまり、今までなら生物が存在しないと考えられていた天体でも、体の元素が異なる、異質な生物が生きている可能性があるということです。
ここまでくれば、確かにすごい発見のような気がしてきました。
さすがNASAですね。
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