プラグインHVとプラグインEV、そして電気気自動車用の充電スタンド
まずはトヨタから。
トヨタ自動車は、プラグインハイブリッド車(PHV)を年末からリース販売すると発表した。
PHVはハイブリッド車(HV)を改良し、家庭用電源などから充電可能なエコカー。
新型HV「プリウス」がベース。同社の車種としては初めてリチウムイオン電池を搭載するという。
市街地の近距離移動は電気自動車として走行するので、HVよりも燃費向上と二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待できる。
当初は官公庁や自治体、企業などを中心に約200台を貸し出すという。
日本国内だけでなく海外でも約300台投入する方針(米国で約150台、欧州で150台)
一般向けへの販売は未定というが、日産自動車、三菱自動車の動きもあり、そう遠くない将来に実現できるのではないかと筆者は考える。
日産自動車に目を移すと、2010年に日本と米国で電気自動車(EV)を販売予定。
バッテリーについては、短時間で交換可能なものを採用する方針。
なんと、ガソリン車の給油とほぼ同じ時間でフル充電のバッテリーが装着できる。
現在、日産が開発しているEVは、5ドアハッチバックの小型乗用車。
航続距離は約160キロ。
トヨタ自動車やホンダがハイブリッド(HV)車を中核と位置づけるのに対し、日産はEVを主力に据えている。
一方、三菱自動車は2013年までに、家庭でも充電できるプラグイン電気自動車(PEV)を投入するという。
ただし、電気モーターだけではなく、発電専用のガソリンエンジンを搭載する。
電気モータだけでは、走行距離や車両の大型化に制約があるためだ。
PEVは主に電気モーターで走り、充電池が切れた場合はガソリンエンジンで発電する。
PHVはガソリンエンジンを動力としても使うもので、その仕組みは異なる。
初のPEVは、「パジェロ」をベース車とする案を軸に検討しているといい、今秋の東京モーターショーに試作車を出展予定とか。
さらに三菱自動車は、軽自動車ベースのEV「アイミーブ」を法人向け中心に7月から発売しEV市場にスタートダッシュをかける。
EVは走行時の二酸化炭素排出量がゼロがうり。
しかし、リチウムイオン電池は一度の充電で走行できる距離は160キロとガソリン車の4分の1程度なのがネック。
EVをめぐっては、充電インフラの整備が普及に向けてのネックといわれているがどうであろうか?
まず、豊田自動織機。
PHVやEV用の充電スタンドを7月末に発売するという。
本体価格は、設置費は別で45万円程度とする予定。
PHVなどの将来的な普及をにらみ、自治体や企業にいち早く売り込みを図る。
この充電スタンドは、30~270分のタイマー充電も可能で、過電流や感電に対する保護機能も備えた。
管理者向けに課金・通信対応の搭載も予定しているという。
高出力のEV用急速充電器と比べれば性能は劣るがコストを大幅に抑えることですみ分けを図っているのだろう。
充電インフラをめぐっては、流通大手のイオンが三菱自動車や富士重工業と共同で急速充電器をショッピングセンターの駐車場に設置を進めるなど、EV普及に向けた動きが加速している。
また、日産は販売店に充電器を設置することを検討。
通常の充電器を使った場合、フル充電まで数時間かかるほか、急速充電器を利用しても数十分必要になるなど、問題が多い。
そこで日産では数分でフル充電のバッテリーを装着できる交換式バッテリーの活用を「切り札」にしたい考えという。
PHVやEV、PEVさらにインフラ整備など、ますます競争が激化するに違いない。
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