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地デジの○と×

アナログテレビ放送が2011年7月に終了し、デジタルテレビ放送に移行する。
デジタルテレビ放送では、デジタルハイビジョンの高画質・高音質番組に加えて、クイズやアンケートサービスへの参加等の双方向サービス、字幕放送や解説放送などの高齢者や障害のある方にやさしいサービス、暮らしに役立つ地域情報などが提供できるものである。

通信や放送などに使える電波は無限ではなく、ある一定の周波数に限られ、現状は、目いっぱい使われている。
デジタルテレビ放送では大幅にチャンネルを減らすことができ、空いた周波数を他の用途への有効利用が可能になる。

家電メーカーでは電子マネーを利用できるテレビを09年春までに発売するとの報道もあり、有料サービスの決済に使うほか、電子ショッピングサイトの支払いもできるようになる見込みで利便性は飛躍的に高まる。

しかし、デジタル化によってもたらされるものは恩恵ばかりではない。
例えば、アナログ放送のみに対応している従来型テレビ受像機は、BSアナログ放送も同年までに放送終了なので、新たにチューナーを導入しなければ一切のテレビ放送が視聴出来なくなる。つまり単なるモニターでしかなくなる訳だ。

また、1回しか録画できない「コピーワンス」をコピー9回さらにムーブ1回の合計10回まで可能とする「ダビング10」の実施が先送りされ、まだ未解決の状況である。

さらに遅延問題。
アナログ放送ではなかったエンコード、デコード処理による映像・音声の遅れが発生する。
最近の報道では、デジタル放送はアナログ放送に比べ、首都圏では平均1・95秒遅れて受信され、気象庁の緊急地震速報の受信に影響が出る可能性があるとのことである(横浜国立大)。
地震の緊急速報は、情報の速さが非難のすばやさにつながり、人命にかかわることだけにぜひとも解決していただきたいところだ。

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